◆2020年10月6日(火)
日の出 05:36
日没 17:05
天気 晴れ時々雨
気温 10℃(5:00)
飛び立ち 5時頃から飛び始め、5:22、5:26、5:29
ねぐら入り 16:20頃〜17:20頃
マガンねぐら入り数 50,000羽(10月6日速報)
※マガンのカウントは二日に一度おこなっています。
マガンを観察するコツはこちらをご覧ください。
<追記:夕方ねぐら入り>
真っ黒い雲とほんの少し見える焼けた空。
墨と朱、水墨画のようなねぐら入りとなりました。
途中、大粒の雨とともに大量のマガンが降ってきました。
雨に打たれてもマガンは沼に帰ってきます。
調査担当者は、ひたすらマガンを数え続けます。
本日のねぐら入り数は、50,000羽。
コハクチョウがやって来ましたし、日中沼に戻ったマガンたちは、激しく水浴びをしています。
そろそろ本格的に南下を始める時期かもしれません。
<追記:午前中>
コハクチョウが休みに来ていました。
滞在時間はほんのわずか。
秋の渡りでは、ハクチョウはほぼ素通りなのです。
↓
<早朝>
4:50、何かに驚いて飛びましたが、沼に戻ったようです。
この時間はまっくらで、写真どころか肉眼でもよく見えません。
昨夜の雨がやみ、月と星が出ていたので水面が明るく見えました。
西からの風がヤナギやエゾニワトコの枝を揺らしていました。
西岸の一部を除き、マガンの群れは沼全体に広がっていました。
5:22、全体の7割程度の群れがうねるように飛び立ちました。
その後、一部旋回して戻り沼に降りました。
その後、5:26、5:29、一斉に飛び、旋回して戻ってくる、を繰り返しました。
日の光がさすと、沼から虹が生えてきました。
その後7:00頃まで、数100〜数1.000羽単位で3回に分けて飛び、いずれも沼を出るものと旋回して戻るものがいました。
虹を見ると北海道の秋を実感します。
観察・撮影にお越しの際は、以下をかならずご確認ください。
マガンが宮島沼に滞在できるのは、ねぐらである沼と、餌場である広大な田んぼがあるからなのです。
マガンの渡りは地域農業に支えられているともいえます。
マガンのことを想うなら、地域にもご配慮をお願いいたします。
■農地や農道に侵入しないでください!
・農道や農地への侵入は、周辺の農家さんに多大な迷惑をかけます。 絶対におやめください!
・どの道を通っていいかわからない時は、砂利道ではなく、舗装道路を通行すれば、間違って農道に迷い込むことはありません。
■農道や周辺道路での迷惑駐車はおやめください!
・お車は駐車場に入れてください。
・農道に駐車しないでください。農作業の車両が、通行できず非常に困ります。
・路上駐車もおやめください。センター周辺の道路は幅が狭く、他の車が行き違いできず、非常に困ります。
<ライト、ストロボ等について>
人工の光は、野生動物にとって大変刺激の強いものです。
野鳥たちの迷惑にならないよう配慮して、観察をお願いします。
■沼周辺でのライト(懐中電灯)のご使用はご遠慮ください。
暗いうちは駐車場で待機して、少し明るくなって足元が見えるようになってから、観察場所へ移動することをおすすめします。
■沼が近くなったら、車のライトをロービームに(下向きに)。
お車でお越しの際、沼が近づいてきたら、ライトをロービーム(下向き)にしてください。ハイビーム(上向き)のままだと、沼に直接まぶしい光が当たってしまいます(特に沼の西側からお越しの場合)。
ゆっくり慌てず、安全運転でお越しください。
<マガン飛来数が10,000羽を越えている期間中>
【早朝トイレ開放】
マガンの飛び立ちに合わせ、日の出前からトイレのみ使えるよう開放します。 センターは通常通り9:00より開館いたします。
【開館時間延長】
マガンのねぐら入りに合わせて開館時間を延長します。
閉館時間 17:00→17:30頃(日没後暗くなるまで)
【夜間ゲート閉鎖】
マガンねぐら入り後、翌朝飛び立ち終わるまで。 マガンが安心して休めるよう、夜間はゲートを閉鎖します。
マガンの飛び立ち終了後、ゲートを開放します。
いつまでも鳥たちが安心して休める沼であるために、鳥にも人にも優しい観察と撮影をお願いします。
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