◆2020年4月9日(木)
日の出 5:01
日没 18:09
天気 雪
気温 1℃(04:30)
マガンねぐら入り数 約60,000羽(4/6)
飛び立ち時刻 4:44飛び始め、4:47、4:57
ねぐら入り時刻 18:00前後から18:40頃
湿った雪が降り、冷たい朝となりました。
マガンは沼北西部を除き、全体に広がっていました。
まだ暗い4:44に第一陣が飛び始めました。
4:47には全体の8~9割近くが一斉に飛び、観察小屋に向かってきました。
音の壁がぶつかってくるような感覚でした。
ブレブレでどうしようもありませんが、雰囲気だけでも。
午前中はみぞれが降り続き、うっすら雪化粧。
改良ポプラにオジロワシが来ていました。
夕方のねぐら入りは18:00を回ってからスタート。
第一陣は、降下姿勢をとることもなく上空をまっすぐ通過。
続いて、次々と田んぼから戻ってくるものの、沼には降りず、グルグルと旋回したり近くの田んぼに降りてみたり、たくさんの群れが上空で入り乱れます。
いつのまにか相当数のマガンが集結しているにもかかわらず、水面に降りないという事態に。
オジロワシのせいなのですが、おそらくハクチョウやヒシクイといった他の鳥がいれば、きっと降りたのかも。
ようやく沼の真ん中から降り始めましたが、沼がいい感じに埋まった時に「どどどどど」と一斉に羽音がしました。
水面から飛び立ち旋回する群れと、田んぼからやってくる群れが複雑に交差します。
ようやく落ち着きを取り戻して、至近距離の田んぼから数千~万単位の群れが沼になだれ込んできました。
今日は最初から最後までわちゃわちゃしていて、うちのスタッフUを以てしてもカウントできないです....(T-T)
沼はこんな感じで埋まりました。
明日の朝は曇り、-0.7℃の予報。
今日濡れた路面が凍結するかもしれません。
スリップに気をつけて無理のないよう安全運転でお越しください。
<今日の鳥>
マガン、トビ、コガモ、オナガガモ、ゴジュウカラ、オジロワシ、ヒシクイ、オオジュリン、カンムリカイツブリ、アカゲラ、カワラヒワ、カルガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ
<センターからのお願い>
■農地・農道に入らないでください!
農地や農道、あぜ道は、私有地です。
入らないでください。
靴やクルマについた「土」の移動によって、農地に病害虫や菌が蔓延してしまうことがあります。
病害虫の中には一度侵入すると根絶が非常に難しいものもあります。
軽い気持ちで他人の土地に入って、作物に重大な被害を及ぼすことは、決してあってはならないことです。
田んぼは、人にとってもマガンなどの生き物にとっても大切な場所です。
写真を撮影したり、野鳥を観察する際は、必ずルールを守ってください。
■迷惑駐車はやめて!お車は駐車場へ
路上駐車はおやめください。
沼周辺の道路は幅が狭く、緊急車両や農作業、工事車両の通行の妨げになるだけでなく、事故のもとになります。
おクルマは、センターから田んぼを挟んで東側に一般駐車場、西側にバス専用駐車場、センターの敷地内に身障者用駐車場があるので、ご利用ください。
■混み合っているときは譲り合ってください
大人も子どもも、みんな鳥を見るのを楽しみにして、ここにいらしています。
三脚の使用は特に制限していませんが、混み合ってきたらお互いに譲り合って観察・撮影をお願いします。
特に小さな子どもたちは、大人が真ん前にいると、何も見ることができません。
鳥にも人にも、思いやりを持って接していただきますようお願いいたします。
■沼や観察小屋など、センターの敷地内にペットは入ることができません。
ワンちゃんネコちゃんは、駐車場でお留守番をお願いします。
■センター敷地内は禁煙、ポイ捨てしないで!
おタバコは駐車場でどうぞ。
吸い殻はポイ捨てせずに、必ずお持ち帰りください。
■野鳥にカメラのストロボやライトをむけないでください。
撮影時は発光禁止モードでお願いします。
■マガンを観察するコツはこちらをご覧ください。
いつまでも鳥たちが安心して休める沼であるために、鳥にも人にも優しい観察と撮影をお願いします。
どうぞご利用ください。
なお、新型コロナウイルス感染拡大対策として、定期的な換気や手指消毒液の用意をしています。
しかし、それだけでは万全ではありません。
各自の自衛と他者への配慮がなによりも大切です。
今も大変な状況にあることをお忘れなく、どうかご協力をお願いいたします。
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