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【自然情報】7/14(水)

更新日:2021年7月15日

◆2021年7月14日(水)

日の出 04:06

日没  19:13

天気 晴れ

気温 23℃(9:00)、最高気温27.5℃

 

朝からジリジリと照りつけるような日差し。

ボランティアNさんから、

「軒下に何かぶら下がってるよ〜」

と連絡を受け、出勤後すぐに見てみると...。

ん?壺?くしゃみしたら魔王が出てくるやつ?


実はスズメバチの巣です。

せっかく作った巣ですが、人が通る場所にあるので撤去することにしました。


このサイズと形だと、まだ女王が単身で幼虫の世話をしている段階なので、ほとんど危険なく撤去できるのです。


女王バチは、冬を越した後、樹液や花の蜜で体力を回復させ、巣づくりにふさわしい場所を探します。

いい場所が見つかると、小さな巣を作り始めます。

そこに卵を産みつけ、幼虫たちの世話をします。

これがフラスコ型の小さな巣で、ここまではすべて女王が単独でやってのけます。


そのうち働きバチが羽化すると、フラスコの口の部分を噛み切って、丸い形にしてしまいます。働きバチが動き始めると、ようやく女王は巣の中で産卵に専念することができます。

その後働きバチの数がどんどん増えて、巣が大きくなります。

働きバチがたくさんいる丸くて大きな巣を素人が撤去するのは大変危険です。


さて、壊さないように、軒下からそっと取り外したところまでは良かったのですが、口の部分をうっかり強く持ってしまって真っ二つに(泣)。


卵や幼虫たちが過ごす六角形の小さな部屋が集まってできた巣盤と、それを覆うフラスコ型の外壁。

和紙のような、いや、サクッと焼いたパイの薄皮のような、とても繊細で美しいものでした。

女王と巣の中の幼虫たちは、かわいそうですが殺しました。


このハチはコガタスズメバチ。

小型とはいっても、ちっとも小さくありません。

巣の中には、卵と様々な成長段階の幼虫たち、さなぎがいました。

あと数日もすれば、さなぎが働きバチに羽化していたことでしょう。


<今日の鳥>

アカハラ、ウグイス、オオヨシキリ、ヒヨドリ、トビ、カワラヒワ、コヨシキリ、モズ、アオサギ、キンクロハジロ、オオバン、カンムリカイツブリ、ホシハジロ、キジバト

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