2020年8月22日(土)、ミヤボラのみなさんとバードセーバーをつくりました。
集まったのは、Nさん、N女史、Mさん、Oさんの4名。
バードセーバーとは、鳥が建物の窓ガラスに衝突するのを防ぐために、ガラスに貼るステッカーのことです。
建物の窓ガラスは、光を反射して周囲の木々や空が鏡のように映り込むことが、しばしばあります。
鳥たちには、そこが通り抜けられるように見えるのかもしれません。
ガラスがあるとは知らずに思い切り衝突し、怪我をしたり命を落としてしまうのです。
以前、ボランティアさんたちとイベント後に一息ついていた時のことです。
センターの窓ガラスに「ゴッ」と鈍い音がしたので、みんなで外に出たところ、真っ青な背中とオレンジのお腹の小さな美しい鳥が、苦しそうに横たわっていました。
まだクチバシに魚の鱗がついていたこのカワセミは、宮島沼で食事を済ませて、次の行先に向かおうとしていたのでしょう。
手を施すこともできず、その後すぐに息を引き取りました。
鳥の衝突を防ぐにはどうしたらいいのか。
鳥衝突防止として猛禽類のステッカーなどが売られていますが、いろいろ調べてみると、必ずしも鳥の形である必要はないようです。
ガラスに風景が映り込まないよう反射を抑え、「ここに何かがあるから通れないよ」と、鳥が認識してくれれば良いそうです。
反射を抑えるため、つや消しタイプのラミネートフィルムを使用することにしました。
形はシンプルなドットでも良かったのですが、室内にいる人間にも楽しんでもらおうと、宮島沼にやってくる鳥にしました。
手持ちの画像を、塗り絵ができる線画に加工します。
図鑑で色を確認しながら、クレヨンで塗っていきます。
「クレヨンなんて何十年ぶりに持ったかな」
そうおっしゃる割に、みなさんめちゃくちゃ上手いです。
屋外側は、つや消し&鳥のシルエット。
室内側は、通常の光沢&クレヨンで彩色した鳥。
描き上がった紙をフイルムに挟んで、ラミネーターを通すと、熱でクレヨンが溶けてとても発色が良くなりました。
隣で勉強していたマガレン高校生&卒業生からも、「さすが大人!」と、歓声が上がりました。
あとは鳥の形に沿って切り取り、窓に貼ればOKです。
これで鳥たちがぶつからずに済むでしょうか。
試してみないとわかりませんが、どうか痛い思いをする鳥がいなくなりますように。
外壁の塗装工事が終わったら、窓の外側に貼り付けます。
ミヤボラのみなさん、今日もありがとうございました。
お疲れ様でした!
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