朝からどんより曇って風が冷たい宮島沼です。
沼には、アオサギ、コガモ、カルガモが来ていました。
観察小屋やセンター周辺では、アオジ、ノビタキ、ウグイス、ムクドリ、コムクドリ、カワラヒワなどが見られます。観察小屋から隣の田んぼにかけて、ショウドウツバメがビュンビュン飛び交っていました。
午後になってようやく雲のすきまから日光が感じられるようになりましたが、やはり寒いです。
アオサギは立ち姿も素敵ですが、間近で羽ばたいて横切るとかなり迫力があります。
見上げると、木々は葉を展開しているもの、花を咲かせているもの、それぞれ姿が違います。
カエデは花を咲かせ、ヤナギは実を結んでいます。
ヤナギの実が上を向いています。
芝生にはスミレがたくさん咲いています。
これはオオタチツボスミレ。
オオタチツボスミレは、花の距(「きょ」と読みます。花の後ろにある首ねっこの部分)が白くて、花茎が茎のてっぺんや葉のわきから伸びています。赤いマルで囲った部分が距、白いですね。
よく似ているタチツボスミレは、距が紫色で、花茎は根元から立ち上がります。
どこにでもある植物ですが、よくよく見るとそれぞれ個性があります。
沼に来ても鳥を見つけられなかった時、普段見過ごしがちな木の葉や小さな花をゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。