3月25日(日)、ミヤボラ講習会を行いました。
ミヤボラとは、宮島沼水鳥・湿地センターで、マガンのカウントやシーズン前後の準備・撤収、館内の展示作成、イベント補助など、さまざまな活動をお手伝いしていただくボランティアチームのことです。
テーマは「マガンシーズンのガイドに挑戦」。
一応、ガイドに挑戦というタイトルですが、展示作成やカウントなど裏方に見える作業でも、来館者とすれ違ったら笑顔であいさつしますし、一言二言質問されることもあるかもしれません。そんな時に慌てなくても良いように、宮島沼の基礎知識や宮島沼にやってくる水鳥について、レクチャーしました。
センターの牛山からは、「宮島沼の基礎知識」。
センターのこと、湿地や宮島沼の価値、宮島沼や石狩川流域の湿地の変遷、現在宮島沼が抱えている問題に対して行っている取組み、宮島沼ボランティアの必要性などなど最新情報も交えてレクチャーいたしました。
みなさん(私も)真剣に聞き入っていました。
ベテランボランティアの谷川さんからは、「宮島沼にやってくる鳥たち」。
種数を数え切れないくらいの野鳥のさまざまな姿を画像で紹介していただきました。どれもすべて宮島沼で撮影したものというから驚きです。
宮島沼には、マガンだけでなく、四季を通してたくさんの野鳥が訪れること、そして採餌や休息、外敵への警戒など、同じ種類の鳥でも、いろんな表情をすることがわかりました。
そして最後は、「ガイドになってみよう」と題して、ワークショップ形式でおこないました。「また会いたくなる良いガイド」「もう話したくない良くないガイド」について、それぞれ思いついたことを自由に付箋に書きだしていただきました。
出てきたものをまとめると「良いガイド」像が浮かび上がりました。
講習が終わる頃には、いつのまにか知らない人同士でも打ち解けることができたようです。
終了後、日が傾きマガンがしきりに沼の上空をかすめる中、みんなでフライパンを囲んで米粉のおやきをつまみました。
しかし、食べたり飲んだりに夢中で、写真を撮るのをすっかり失念しておりました...。すみません。
次回のミヤボラ活動は、4月上旬にマガンシーズン前の準備をおこないます。