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執筆者の写真Katsumi Ushiyama

【マガレンジャー活動】夏キャンプ3日目


大変遅くなりましたが、マガレンジャーキャンプ3日目の様子をお伝えします。

夏キャンプ最終日は、米粉を使ったピザづくり、沼と田んぼで生きもの調査をおこないました。

まず、朝ごはんの米粉ピザづくり。

マガレンジャーは、宮島沼とマガンを愛する正義のヒーロー。マガンが起こす小麦食害にとても心を痛めています。

マガンによる小麦食害は、近年のマガン飛来数の増加と水田から小麦畑への転作により、マガンがエサとする落ちモミが不足するため起こるとされています。そこで、マガレンジャーは、自分たちにもできる対策として、お米をたくさん食べることがお米農家を助け、水田の減少を防ぎ、マガンが食べる落ちモミを増やすことにつながると考え、米粉を使った料理をつくり食べることを活動に組み入れています。 

ピザは、センターの向かい側にある石窯を使って焼き上げます。


生地は、米粉1:強力粉2、塩、砂糖、オリーブオイル、ドライイーストでつくります。米粉は、宮島沼のすぐとなりにあるふゆみずたんぼのお米を挽いたものです。


隊員たちが館内で具材などを用意している間に、副隊長ゆうこは火起こしです。こうしゅん隊員、とら隊員、わく隊員の男子チームが一緒に火の番をしてくれました。

次回は、火の付け方を教えるね。

いつもは紙のオーブンペーパーに生地をのせて焼くので、窯の中で紙が燃えて苦くなってしまいます。今回は、テフロンシートを買うことができました。これなら燃えません。


米粉を使っているので、外側がカリッと、内側はもっちりしています。


今までで一番美味しいかも!!

隊員が作るのは丸いピザだけではありません。





うっしー隊長には、牛印のピザをプレゼントしました♪

片付けが終わると、生きものさがしです!

うっしー隊長率いる沼チームと、ゆうこ副隊長率いる田んぼチームに分かれて調査です。

沼チームはボートに乗って採集。オールを漕ぐのも手慣れたものです。


田んぼチームは、水路や畦で生きものを探しました。



クモの巣がびっしり張った水路を見た隊員たちは、「早く終わらせてセンターに戻ろう」「こんなところ、きっとクモしかいないよ~」(←クモさん、ごめんなさい)なんて言っていましたが、いやいやちゃんといました。


生きものを見つけるコツがわかると、隊員たちは、センターに戻るのも忘れて、生きもの探しに夢中になっていました。

時間ギリギリになってしまいましたが、つかまえた生きものを館内で観察しました。





透明なゼリーにつぶつぶの入ったモノアラガイの卵や小さな魚の鱗の並び方などを、実体顕微鏡で観察すると、とってもよく見えました。タヌキモの捕虫嚢も観察できました。

<見つけた生きもの>

沼:小さな魚(モツゴ)、ヒシ、タニシ、ヒルの仲間、タヌキモの仲間、コオイムシ、イトトンボの仲間(ヤゴ)、エゾホトケドジョウ(?)

田んぼ:ドジョウ、トノサマガエル(成体と幼生)、ヒルの仲間、とっても小さな魚、モノアラガイ、ヤゴ、マツモムシ、アメンボの仲間

二泊三日の夏キャンプは、とっても暑くてクタクタになったり、たくさん蚊に食われたりしましたが、自分たちがやりたいと思ったことを自ら立案・企画し、実行に移したことは素晴らしいことだと思います。彼らにとってきっと忘れられない経験になったことでしょう。

また、キャンプしようね。

※マガレンジャーの活動は、宮島沼の会が支援していますが、この米粉ピザづくりと生き物調査は、北海道、北海道コカ・コーラボトリング(株)、(公財)北海道環境財団の三者による協働事業「北海道 e-水プロジェクト」の支援を受け実施しました。

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