2020年9月13日(日)、マガレンジャー活動「コウモリ探し」をおこないました。
リーダーは、ひよ隊員、みき隊員です。
参加隊員は、あかり隊員、みゆ隊員、とら隊員、ゆな隊員、ちかね隊員、ことみ隊員、わく隊員、いっさ隊員、おうすけ隊員、あやり隊員、そして今回新加入のあかり隊員。
マガレンに「あかり」隊員が二人いるので、「あかり~」と呼ぶと二人とも返事をします。期待の新人あかり隊員は、あーちゃんと呼ぶことになりました。
さて。
私たちだけでコウモリを探すのは簡単ではないですし、コウモリのことをいろいろ知りたい!ということで、コウモリの先生として、滝川高校の長澤秀治先生をお呼びしました。
夜、活動するコウモリを探すので、今回は閉館後の活動です。
日没まで館内でスライドを見ながら、「ながティー」こと長澤先生からコウモリについてお話をお聞きしました。
世界中の哺乳類の中で一番種類が多いのは、ネズミの仲間。コウモリはネズミに次いで2番目に種類が多いということ。
日本の哺乳類の中で一番種類が多いのは、なんとコウモリ!35種類もいるんですね。
コウモリが洞窟やトンネルからぶら下がっているのは、足でしっかりつかまっているのではなく、爪を引っかけているだけで、筋肉はつかっていないとのこと。
空を自在に飛ぶには、身体を軽くしなくてはいけません。
身体を極限まで軽くするために余分な筋肉をつけていないそうです。
透けるくらい薄い皮膜に、細い足、小さな指。
わくわくするお話を聞いているうちに、日没が迫ってきました。
いよいよコウモリを探しに行きます。
暗いところを飛ぶコウモリは、断続的に声を出して、跳ね返ってきた音で、障害物や獲物の虫などを察知します。
潜水艦のソナーやレーダーのような使い方とでもいうのでしょうか。
しかし、コウモリの声は超音波なので、人間の耳では聞き取ることができません。
そこで、超音波を人間にも聞こえるように変換してくれるバットディテクターを使って、コウモリの声を探すのです。
バットディテクターは、足音やキーホルダーの揺れる音、スマホの電波にも反応するので、みんな静かにじっと耳を澄まします。
防風林に向けてバットディテクターで探っていくと、聞こえました!
「ピチュピチュピチュピピピ」と細かく鳴く声をとらえることができました。
すると、防風林から田んぼに向かって、頭上をバサバサとコウモリたちがいくつも羽ばたいていきました。
食事にでかけるところなのか、林から林へ移動しているところなのか、わかりませんが、耳と目でコウモリを確認できて、大興奮でした。
人間の耳には聞こえない、暗闇を飛ぶから見えない、けれど、実は私たちのすぐに近くに暮らしている身近な生き物であるコウモリにちょっと親しみを覚えた夜でした。
次回の活動は「マガンカウント」。
田んぼから沼に帰ってくるマガンの数をひたすらカウントします!
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