「マガンはもう来てるの?」「鳥はいつやってきますか?」そんなお問合せがぽつぽつ増えてきました。
例年9月15~20日前後にやってくるようですが、今年はいつになるのか。そればかりはマガンさん次第なので分かりません。
今朝の宮島沼は、晴れ、気温は24℃。風がほとんどなく水面に樺戸の山々が映っていました。
沼にいる水鳥は、アオサギ、カルガモ、カイツブリがちらほら。草原はずいぶん静かになってきました。
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マガンはあと1~2週間もすれば、ロシアで生まれた子を連れてやって来るのではないでしょうか。
センター駐車場横の田んぼでは、イネが色づき始めています。
今年の稲刈りはいつになるか、とっても楽しみです。
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センター敷地内には、薄紫色をした花弁のこんな花がよく咲いています。
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これは北米原産のユウゼンギク。在来種のエゾノコンギクとよく似ていますが、ほとんど毛がなく触るとつるりさらりとした印象。秋に咲く野菊です。野菊っていろんな種類があって覚えきれないのですが、じっくり観察するとそれぞれに特徴があってなかなか面白いのです。
ユウゼンギクの花の右肩に一緒に写り込んでいる、小さくて白っぽい花はゲンノショウコ。道ばたや草むらなどあちこちで見かけますね。ユウゼンギクの左肩には、ゲンノショウコの果実が写っています。熟すと皮(果皮)が5つに裂けて種子を飛ばします。
黄色い花も咲いています。
言わずと知れたオオアワダチソウ。ここ宮島沼でもたくさん花を咲かせています。
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小さな花が集まって美しいのですが、北米原産の外来種で、在来種と競争し駆逐してしまう恐れがあるとされています。日本の気候や風土が気に入ったのか、空き地や河川敷など、全国的に見られます。ここ宮島沼でもたくさん生えています。
宮島沼周辺では見かけませんが(まだ見つけていないだけかも)、よく似た種にセイタカアワダチソウがあります。セイタカアワダチソウの茎には毛が生えてガサガサした感触なのに比べて、オオアワダチソウには毛がなくツルンとしています。見つけたら茎を触ってみてください。
マガンシーズン最盛期には、センターに泊まって夕方のねぐら入りと早朝の飛び立ちを観察する「たっぷり雁観会」をおこないます。人気のイベントなのでぜひお早めにお申込みください♪