2021年8月21日(土)、今年度3回目のマガレンジャー活動「コウモリ&天体観察」をおこないました!
センター閉館後に集合、夜すっかり暗くなってからの解散、久しぶりの夜の活動です!
リーダーは、LJK(ラスト女子高生=高校3年という意味らしいです)トリオのみき隊員、あかり隊員、みゆ隊員。残念ながらみゆ隊員は、オーキャン(オープンキャンパスのことらしいです)のため欠席。
集まったのは、ひよ隊員、ゆい隊員、ちかね隊員、まな隊員、ゆな隊員、ことみ隊員、わく隊員、おうすけ隊員、あやり隊員、たける隊員。
総勢12名。
みんな、しばらく見ないうちに大人っぽくなっていました。
さて、コウモリの観察は昨年もお世話になった滝川高校の長澤先生に、暗くなってからの天体観察はミヤボラの中嶋さんに、それぞれ講師をお願いしました。
フィールドに出る前にナガティーこと長澤先生から、館内でコウモリの画像や動画を見ながらレクチャーを受けました。
日本にいるコウモリの仲間は35種。そのうち20種は北海道にいるのだとか。
北海道に暮らすコウモリは小型で肉食。
飛んでいる蚊やアブなどを食べています。
宮島沼の周辺には防風林や田んぼがあるので、きっと彼らの食べものもたくさんあることでしょう。
コウモリは、空を飛べる唯一の哺乳類です。
コウモリは、人間でいうところの手のひらが翼になっているようなもので、5本の指の股にそれぞれ皮膜がついていて、自由に動かすことができるのです。
木と木の間が狭い林の中を自在に飛び回ることができるのは、指の間が膜になったこの翼のおかげ、鳥にはできない芸当です。
そんな魅力あふれるコウモリたちのお話を聞いていたら、日が沈み、あたりは薄暗くなってきました。
待ちに待った野外でコウモリ探しです。
暗いところで行動するコウモリを、目で見つけるのは、なかなか難しいものです。
声を探ろうにも、コウモリが出す声は、超音波なので人間の耳には聞こえません。
そこで、超音波を人が聞こえる周波数に変換する「バットディテクター」を使って、コウモリの声と思われる音を探っていくのです。
久しぶりに集まったマガレンは、おしゃべりとイタズラをしながらコウモリ探し。
「あまりにワイワイ騒いでいると、コウモリの声を聞き逃してしまうし、コウモリだってびっくりしてどこかへ逃げてしまいます。静かにじっと観察して。自分たちが音を出していないのに、バットディティターから音が出たら、それはコウモリの声の可能性が高いです」
ナガティーのその一言で、マガレンたちは、みんな黙ってじっと防風林の奥に意識を集中させます。
すると...
ピチュピチュピチュピチュ
カタカタカタカタ
聞こえました!
コウモリたちが、防風林の中にいることがわかりました。
何頭か木立の中から飛び出したようですが、残念ながらハッキリ見えず。
でも、みんなが静かに集中したおかげで、声はハッキリと聞き取ることができました!
気がつけば月が高く上り、空には星がまたたきはじめました。
ここからは第二部。
ミヤボラの中嶋さんと一般駐車場へ移動し、星空観察をすることになりました。
ここからは暗くて撮影できず、画像はほとんどありません。
昔は星座盤を見ながら星を見たものだけど、今はスマホやタブレットのアプリですぐに星座がわかるよ、と、画面をみんなに見せると「おおっ」と一同どよめき。
見上げると北斗七星。
そして、カシオペア。
駐車場から風車の方向を見ると北極星。
白鳥座のデネブ、琴座のベガ、わし座のアルタイル。
月がなく晴れていれば、あの辺りに天の川が見えるよ。
普段、晴れていれば降るような星空が見える宮島沼。
月が明るいおかげで、星座を見るにはかえって良かったのかもしれません。
センターに戻ると中嶋さんからISS(国際宇宙ステーション)の画像を見せてもらい、またまた興味津々。
楽しい活動はあっという間に時間が過ぎてしまいます。
「ねぇ、今度は夜中に集まってコウモリを探したり、星を見ようよ」
「でもさ、夜中に集合解散だと、親に送迎を頼むのはなんだか申し訳ないね」
「じゃ、やっぱりセンターでキャンプするのが一番いいんじゃない?」
「星を見るなら冬がいいから冬キャンプ!」
「コウモリを探したいから夏キャンプ!」
「夏も冬もキャンプ!」
と、やりたいことが隊員たちから次々に出てきます。
コロナ禍で思うように活動できない昨今ですが、隊員たちはいつも前を向いています。
たくさんの気づきと発見があった夜でした。
講師のお二方、ありがとうございました!!
「夏も冬もキャンプ!」👍
マガレンさんたちのワクワクした気持ちが伝わってきて楽しくなりました😊
LJK、なるほど〜