北海道では,多くのみなさまにご協力いただき,春に2回,秋に2回,ガン類の一斉調査を行っています.
春の調査は,3月と4月のそれぞれ第3土曜日前後に実施していて,2022年は3月19日(土)と4月16日(土)に実施しました.
調査協力者はいつでも熱烈歓迎です!お近くにガン類の飛来地がありましたら,ぜひ羽数を数えてご連絡ください.また,調査地一覧に掲載されていないガン類飛来地がありましたらご連絡ください.
2022年春 北海道ガン類一斉調査結果
※調査協力者以外の方による調査データの無断引用を禁止します.
・第一回調査 3月19日(土)
ガン類合計 21,919羽
(内訳)マガン 11,364羽,亜種オオヒシクイ 4,522羽,亜種ヒシクイ 2,728羽,
ヒシクイ亜種不明 1,509羽,シジュウガラガン 1,603羽,ハクガン 118羽,
カリガネ 2羽,コクガン73羽
今年は北海道では積雪が多く雪解けも遅れたため,ガン類の飛来も遅れ,ガン類の合計羽数は,2019年の96,568羽,2020年の141,968羽,2021年の136,132羽などと比べて,過去最少羽数となりました.例外的に例年よりガン類が多かったのは日高地方ですが,道内でも積雪が少なく,ガン類が集結したからと考えられます.また,十勝川下流域のオオヒシクイも例年より多く観測されました.理由はよくわかりませんが,やはり一時的に集結していたのかもしれません.
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