2022年9月3日(土)、マガレンジャーの活動「コウモリ&星の観察」をおこないました!
度重なる雨天のため、2回延期しましたが、ようやく開催することができました。
コウモリについて教えてくださったのは、滝川高校の長澤先生。
星やISS(国際宇宙ステーション)について教えてくださったのは、ミヤボラの中嶋さん。
昨年もお二人に来ていただきました♪
こんな面白い活動をマガレンだけで独り占めするのはもったいない!ということで、今回はミヤボラのNさんとSさん、隊員の保護者も参加しました!
屋内でコウモリのお話を聞いたあと、日が沈んだのでみんなで防風林へ行きました。
今回もバットディテクターを防風林に向けながらコウモリの声を探りました。
コウモリの声は、人間の耳では聞き取ることができない超音波なので、バットディテクターで可聴域に変換するのです。
ヒナコウモリの声は、20〜30kHz近辺の低い周波数帯、バットディテクターを通すと、ピチュピチュピチュピチュと鳥の声のようなリズムに聞こえます。
晴れていて日没を過ぎても空が明るいせいなのかわかりませんが、林の中で小さく声が聞こえるのみで、コウモリはなかなか防風林から飛び出してきません。
あたりが暗くなった頃、ようやくバットディテクターが大きく反応。
ピチュピチュピチュピチュ...
ヒナコウモリの声です。
どうやら防風林から田んぼへ採餌に向かったようです。
宮島沼の周辺には、ヒナコウモリがねぐらにする防風林と、エサとなる虫がいる田んぼがたくさんあります。
宮島沼は、マガンがたくさん飛来することで有名ですが、マガン以外の生きものにとっても大切な環境だということがわかりました。
すっかり暗くなり、空を見上げるといつの間にか星が瞬いていました。
ここからは第二部、星の観察です。
夏の大三角形。
左側は白鳥座のデネブ、真ん中の上は琴座のベガ、右下はわし座のアルタイル。
薄い雲がかかっていたのと、月が明るかったので、天の川は見えず。
館内に一旦戻ることにしました。
ここでボランティア中嶋さんの用意したものが、ミニプラネタリウム。
センターの天井が満点の星空に変わりました。
晴れた夜には、空一面の星と天の川が見える宮島沼。
周りを農地に囲まれた宮島沼には人工の光がほとんどなく、周囲が開けているため、低い位置の星もよく見えます。
市街地だと、街灯が明るく、建物の陰に星の光が遮られてしまいます。
こうして星を観察できるのは、周辺の農家さんたちが農業を頑張ってくれているおかげともいえます。
コウモリと星の観察は、マガレンジャーにとって、宮島沼の周辺環境を理解する活動の一つなのです。
さて、夏の夜といえば。
センターの外灯にクスサンがたくさんやってきていました。
せっかくなので、みんなで観察。
オスとメスの見分け方も覚えました〜!
次回の活動は、来週9月11日(日)!
宮島沼のラムサール条約登録20周年を記念して、マガレンも何かやるよ!ということで、企画会議を行うことに。
どんなアイディアが出ることやら、楽しみです。
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